公開日 2021年09月01日(Wed)
8月の後期補習や第2回実力考査を終えて9月に入り,2学期が本格的に始まりました。
時差登校や充分な距離のとれる広い教室への移動,換気の徹底,・・・など,感染防止に努めながら本日も活動中です。
令和3年度2学期始業式は校内放送でスタートしました。
【校長講話全文】
おはようございます。新学期に,予定どおり始業式ができて,このように話ができることに感謝します。みなさんありがとうございます。まず,確認しましょう。
体調が悪い人はいませんか。
今朝,家で体温を測りましたか。
今,廊下側の窓は全て開いていますか。
感染力が強いデルタ株に対応するためには,本気の感染防止が必要です。この瞬間でいえば,廊下側の窓を全開し,それ以外の窓も開けて,空調や送風機を動かして,マイクロ飛沫が部屋の中に漂わないように,違う表現でいえば,みんなが空気の流れを感じるようにするということです。難しいことではありませんが,「その気にならないと」具体化できません。本気で,具体的な形で取り組みましょう。
最近の新型コロナウイルスとの関係で思うのは,大きな話には注意が必要ということです。例えば,第5波,コロナ禍,感染爆発,市中感染などの言葉です。大掴みができて,受けはするかもしれませんが,欠けているのは,個々の小さなもの・ことへの配慮です。個々に全部対応することは大変なので,大きな話も必要ですが,大きな話に慣れてしまうと,個々,あえて小さいと言いますが,そのようなものが軽視されることになります。本当に小さなウイルスとどう付き合っていくかを迫られている時に,大きな話に気を取られすぎている余裕はありません。小さな個人としての私たちが,とてつもなく小さなものに,具体的に向かわないとならないのです。みんなで,本気で小さな個人として等身大で対応し続けましょう。
これを今の伊集院高校で考えてみましょう。全体,例えば,学校があって生徒,職員があるのか,生徒,職員がいて,今の伊集院高校があるのか。私は,迷いなく後の方です。大きなもの,小さなもの,両方とも必要ですが,小さいものが集まった大きいものになればいいなと思いながらいろいろ動いています。とはいえ,大きいものに比べて,小さいものは,多様で,本当にいろいろな思いが詰まっています。面倒なこともあるかもしれません。それを大事にするには,大きな言葉はとりあえずやり過ごして,事態をしっかり見て,確かな情報をもとに,個々の,小さなものと接するということです。「小さなものに真理は宿る」という考えを大切にするということです。
情報といえば,私が最近いいなと思うのは,週ごとに届くメールマガジン,客観的なデータ,ニュースへのコメント上位10件分です。情報は多い方がいいのかも知れませんが,キリがありません。客観的で,精度の高い情報を基に,自分で考えるようにしています。継続的に見続ければ,状況・変化・その先が見えてきます。
9月になったとはいえ,暑い日々が続きます。急な日程の変更をお願いする可能性もあります。毎日毎日,1時間1時間を大切にして,自分を見つめながら,心配なことや気になることがあれば相談しながら,気持ちのいい季節をみんなで充実させていきましょう。
以上です。
また,進路,生徒,保健の各指導部の先生方の講話もありました。
以下,講話の内容より。
【 進路指導部の中村先生より 】
・社会の将来を見通して,なりたい自分の将来像を描くこと。
・自らの可能性にもっと自信を持つこと。
・平素の学習において考える習慣をつけること。
【 生徒指導部の前園先生より 】
・まずはキョロキョロタイム。
・生活リズムを整えよ。
・2学期も今まで同様,ルールやマナーを守り元気に生活。
・悩みがあったら何でも話してほしい。
・2学期も察する力(観察力)を身につけて。
【 保健指導部の木下先生より 】
・保健だより9月号より,「防災の日」,「救急の日」,「結核予防週間」について。
・感染リスクが非常に高いと思うので,生徒のみなさんに気をつけてほしいと考える「伊集院高校あるある」について。
・みんなで取り組まなければならないことを再度確認。